妊娠・出産

《体験談》和痛分娩は痛かった!無痛分娩と比較!それでも産院の満足度が高い理由

こんにちは!

先日に引き続き、今回は2人目の計画和痛分娩の体験レポです!

関連記事はこちら↓
《無痛分娩 出産費用》明細も全て公開!
《体験談》計画無痛分娩の処置・流れ・痛みを解説

この記事を読まれている方の中には、これから出産を控えている妊婦さんもいらっしゃると思います。

私自身そうでしたが、麻酔の効果・リスク・費用面を考えて、普通分娩と悩んでいる方は多いと思います。

また「無痛分娩」に比べて認知度が低いため、違いがよく分からない方のために、和痛分娩の解説・無痛分娩との痛みの比較・1人目で無痛分娩を選んだ筆者が2人目で和痛分娩を選んだ理由などを紹介します😊

和痛分娩とは

⚫︎自然分娩…特別な処置を行わずに陣痛を待ち、産道を通して出産する方法
⚫︎無痛分娩…麻酔を用いて痛みを緩和しながら行う分娩

今回の産院での和痛分娩は、硬膜外麻酔で下半身の痛みを軽減させる一般的な無痛分娩と同じ内容でした。

そして、和痛分娩は現在明確な定義がありません!

筋肉注射で痛みを和らげたり、麻酔ガスや麻酔系鎮痛剤を用いたり、呼吸法でリラックスしながら行うソフロロジー式分娩のことを和痛分娩と呼ぶ産院もありました。

他には、無痛分娩と同じ硬膜外麻酔だけど、子宮口が4〜6cm開いてからでないと麻酔を入れない方針など…

硬膜外麻酔を使っていても、麻酔を入れるタイミングや量、処置の流れは産院や医師の方針で変わってきます。

1人目で無痛分娩を経験した筆者が2人目で和痛分娩を選んだ理由

結論から言うと、2人目出産も無痛分娩ができる産院を探しており、条件にあった産院では無痛分娩と同じ処置の分娩方法を「和痛分娩」と呼んでいた、という感じです💡

しかし、麻酔を入れるタイミングや方針は1人目の産院と違っていたので後ほど分娩レポにて説明します😂

1人目出産を経て決めた2人目産院選びのポイント

完全母子同室ではなく、適度に新生児室へ預けられ、母体の回復も期待できる産院

写真や動画を沢山残せたり、いつでも赤ちゃんを触れるのは良いんだけどね、、
退院後に始まる2人育児を考えると少しでも多く休んで体力回復したかった😭

麻酔科医が常駐している

クリニックでは、系列病院などから麻酔科医が来て硬膜外麻酔の処置をしてもらうことが多く、それは1日のごく僅かな時間!
少しでも和痛分娩で出産できる確率を上げたかったので常駐している大学病院・総合病院をメインに検討しました!

バースプランを考慮してくれる

※バースプランとは、妊婦さんのお産についての希望などの出産計画の要望書のようなもの

1人目の会陰切開の傷が産後10ヶ月くらい痛かったので、できればもう切らないで欲しかった!笑
コロナ禍で夫の立ち会いができない可能性が高かったので、テレビ電話をして産声を聞かせたいなどの希望が沢山あった。

NICUを有しているor周産期センターとの連携

リスクを考慮して。

優しい女性医師の希望

1人目クリニックの医師こわすぎたんよw
あと医療行為とはいえ、触診は女性医師が良いと思った😂

その他

2人目の妊娠に気づいたのは2021年1月のこと。
コロナの収束が読めず、日々感染者が増えてた頃だったので、万が一コロナ感染してしまっても発熱外来やコロナ病棟があり、病院内で全て対応してもらえそうな大学病院もしくは総合病院の二択でした!

上記の理由から、1人目を出産したクリニックではなく、総合病院に決めました!

和痛分娩体験レポ〜無痛分娩との違い〜

1人目の産院との大きな違いは、出産日を妊婦本人が選べたこと!!

この産院でも計画分娩or自然な陣痛を待つのは選べて、計画分娩を希望していました。

医師に日程を言い渡されるものだと思っていたから、妊娠34週頃の健診で「38週の後ろの方でどこか希望ありますか〜?」って聞かれてびっくり😳笑

38週にシルバーウィークがあったから選べる日が超限られていた。笑
経産婦は38週頃、初産婦は39週頃で計画、という感じだったよ🌟

妊娠38週3日 管理入院

PM2:00

夫と病院に行く。
入院手続きを終え、夫は病棟へ入れないのでここでさよならw
次に会うのは退院後なので一人で産む実感が湧いて超絶心細くなった😭

PM2:30 内診・NST

心音順調。
赤ちゃん結構下がっていてバルーンやらないかもという朗報を受ける👏🏼
※バルーンとは、お産の進行を促すために子宮口に入れる水風船のようなもの

PM4:00

やることなくて暇で、夫が買ってくれていたジャンポールエヴァンのチョコを食べる。
妊娠中期の血糖検査引っかかって血糖値を気にする生活を送っていたので幸せ過ぎた(産んでから食え。笑)

PM4:30 バルーン処置

ついさっきやらないかも言ったやんww
1人目で経験したラミナリア同様、ぐぐぐっと押し上げられる感覚が痛い🥲

PM5:00

妊婦健診の時は「(和痛)痛くないよ!」と言ってくれてたのに、様子見にくる助産師さん&看護師さんこぞって「完全には痛みを取れないからね」と脅してくるwww
この裏切り者ぉぉぉ🔥爆

この後すぐ硬膜外麻酔の処置をするか聞かれるが、管を入れてしまうと出産後までシャワーを浴びれないので明朝にする。

PM6:30

THE・病院食な質素な食事をとる。笑

PM8:00

大部屋だったんだけど、正面と隣は陣痛に耐えてる妊婦さんで泣いてたり嘔吐してたり…
まさに明日は我が身すぎてこわくなったのでシャワーを浴びに行くw

PM11:30

今回も眠れないかもと思ったけどサクッと就寝。

妊娠38週4日 出産当日

AM4:40 起床

この時期はトイレが近いし前駆陣痛もあって家のベッドでも十分には眠れないのでよく眠れた方🥹

AM7:00 点滴

トイレ行くたびに前夜に入れたバルーンが抜けないか心配になるw
少しして陣痛促進剤を入れ始める。

AM9:00

バルーンを抜かれた。この痛みは慣れない💦
じわじわと不規則な陣痛が始まる。
麻酔科医がなかなか来なくて、前夜のうちに管を入れなかったことを激しく後悔する😂💭

AM10:20 硬膜外麻酔の処置

待ちに待った麻酔科医登場!
今回も管を入れるのは痛くないが、万が一「脊髄に触れてしまったら…」を考えてまた変な汗かいた🥶

促進剤が合わなかったのか今回も頭痛が始まる。。

「赤ちゃんもうちょっと下がってから麻酔入れるのがいいよ」と助産師さんに麻酔を拒まれる😇(追加料金払ってるのに麻酔入れてもらえなくて世知辛い。笑)

AM11:30 麻酔投与

陣痛の間隔が狭くなって普通に痛い!
「出産は体力勝負だから、これ食べてから麻酔入れよう!」と言われ、頭痛と陣痛で早くも満身創痍で食べれそうになかったけど、麻酔を入れてもらえるなら…とおにぎり一口だけ食べた😂

麻酔を入れてもらうと「いててててて…」「うぅぅぅ」と苦しかったのが、ほんの少し楽になる。。

PM1:30

陣痛が強くなって痛みを感じ始める。
助産師さんに「ある程度痛みを感じた方がお産が進むよ」と言われ麻酔を追加してもらえなくなる。

「痛みを感じなくても1人目7時間で産めたのでお願いします!」と懇願するも、「もうちょっと様子見よう」と断られる(麻酔代返して?ww)

PM2:00 破水

車椅子で医師のところへ連れてかれ卵膜を破いてもらい人工破水。
これが今回はめっちゃ痛くて!!!
「痛ぁぁぁい゛!」と叫んで血だらけ😱🩸
(1人目出産時は、
医師と笑ってるうちに破水したのに…麻酔はよ!!笑)

PM2:30

夫と逐一連絡を取っていたけど、この辺から時間を見る余裕もLINEを返す余裕もなくなる。
陣痛の合間はとにかく目を閉じて休んで、陣痛がきたらただただ悶え苦しむだけ😇笑

麻酔は入れてもらえたんだけど全然効かない。
最大量に達したので追加できるか麻酔科医が確認に来る。
しかし「これ以上は(追加)できない」と言われ絶望😱
控えめに言ってこの世の終わりを感じた。笑

PM3:00

この世の終わりのような陣痛。
助産師さんちょいちょい出てっちゃうし、立ち会いができなかったから常に隣にいてくれる人がいなくて心細くなる。。

陣痛の波がきたら「うぅぅーー!!!」「もう無理ぃぃぃ!!!」って普通に泣いてた😂笑

陣痛室はカーテンで仕切られてるだけで、陣痛ナゥのお隣さんに丸聞こえだけど、そんなの気にしてられない。叫ばないと乗り越えられない陣痛。(うるさいww)

陣痛中は同時に吐きそうでずっと気持ち悪かった😰

なかなか子宮口全開(10cm)にならなくて、でも赤ちゃんは出てくる気満々で、ずっと助産師さんに出てこないよう抑えられてたww

この時のいきみ逃しが人生で一番痛かった🫠

PM3:20

子宮口全開!頭出てきてる!!ってなり、本来なら車椅子に乗せられて分娩室行くみたいだけど、そんな余裕はなく「無理です!(赤ちゃん)出ちゃいます!!」と泣き叫び、ベッドのまま運ばれる。

やっとの思いで分娩台に移動してる時に陣痛の波がきて「(赤ちゃん)出るぅーーー!!!!」って叫ぶww(最後までうるさい妊婦)

1いきみでニョキッと赤ちゃんが出て
2いきみでほぼ出る。「いきみ方上手!」と褒められ
3いきみして「力抜いていいよー!」と言われてLily誕生。

今回はいきむことを全く意識してなくて、赤ちゃんが出てくる気満々すぎたので私は勝手に力が入りましたw
まるで野生?獣?のような出産だった🦁笑

ドラマで見るような「ヒッヒッフー」っていう呼吸法なんぞする暇もなく数分で終わった出産。笑
感動よりも先に、やっっと終わった。。という感じ😭

出産後は新人助産師さんの胎盤出す練習台にされて20分くらいかかったよ🥲
麻酔効いてないとこれも違和感すごいけど、陣痛に比べたらチョロい。笑

会陰切開はやらないでもらってたんだけど少し裂けたので縫合。
貧血からか尋常じゃないくらい脚が震えてたんだけど医師は手際よく縫っていた。

この時熱が出たんだけど、コロナ禍真っ只中だったので、念の為抗原検査をさせられる(産後の発熱にも容赦ないww)

無事陰性でカンガルーケアをしました☺️
※カンガルーケアとは、生まれたばかりの赤ちゃんをお母さんの胸に抱っこしスキンシップをとり母子の愛着を深めること(赤ちゃんは健康状態が安定し、お母さんは母乳が出やすくなるなど言われてるよ!)

妊娠期間:38週4日
所要時間:5時間
出血量:?(中量)

体重:2844g
身長:49.2cm

元気な女の子が生まれました🎀

和痛分娩が痛かった理由を考察

産院の方針

妊婦健診の時は「麻酔入れて痛み和らげようね!」と言われてたけど、いざ出産日を迎えると「麻酔は入れるけど痛みを感じた方がお産が早く進むよ〜」という自然分娩推奨派でした。

ただ、出産当日の朝部屋に来た助産師さんには「我慢しないで麻酔入れようね」と言われてたので、産院の中でも医師や助産師さんによって多少違いはあると思います!
我が家ではこれを助産師ガチャと呼ぶ。(失礼w)

体重問題

1人目出産後に、妊娠前の体重から-10kg痩せたので、2人目は妊娠中MAXでも1人目妊娠前くらいの体重でした。(どんだけ元々太ってたねん)
麻酔量は基本的に体重から算出されるので、そりゃあ1人目出産時に比べたら少なかったよね💔

ママ友の中には「2人同じ産院で出産していて、1人目出産時に麻酔の効きが悪かった履歴があったから、体重変動がなくても麻酔を多くしてもらえた!」という経験談を聞いたことがあるので麻酔量については妊婦さんの状況にもよるのかな、、

麻酔が効きにくい体質

いくら麻酔をしても痛みが取れない人はいるそう。
↑私きっとこれ😇1人目もガンガン入れてようやく効いたので。

痛かった!それでも産院の満足度が高い理由

新生児室ウェルカムだったこと

これが一番でかいです!!

赤ちゃんは食べちゃいそうなくらい可愛いんだけど、産後の新生児育児は出産よりも大変と思うほど体力的にも精神的にもつらいもの😨

1人目出産で”入院中いかに体力回復できるかが肝”というのを学んだので、夜はほとんど新生児室にお願いしました!
新生児室の看護師さんも「赤ちゃんは任せて、ママ休んでね!」と言ってくれてとても優しかった😭✨神

だんだんと数時間母乳あげないでいるとおっぱい張っちゃってたので、最終日は母乳吸ってもらうべく同室で過ごしました🤣初乳、大切だしね笑

1人目の完全母子同室は大変すぎて「早く退院したい😭」と夫に泣きついてたけど(笑)今回は「もうちょっと入院してたいかも😏✨」と思うほど快適で体力の回復も早くて、分娩方法を選ぶことくらい出産後の入院生活がどのような方針であるかを調べるのは大切なことだと思いました!!

広い産院

1人目は都心のクリニックで施設自体小さかった!
個室で赤ちゃんが泣いても周りを気にしなくても良いのは楽だったけど、他に休憩スペースなどがなくて入院中ずっと自室で過ごすのはストレス溜まったw

それに対して今回の病院は総合病院で広々していて、廊下を散歩したり休憩スペースでコーヒー飲んだり、部屋以外での生活もできてノンストレスでした!

個室は空きが出なくて大部屋だったけど、コロナ禍で面会NGだったことから、部屋に誰かしらいて声が聞こえてくるのは寂しくなくて良かった😙(寂しがり屋かww)

麻酔科医が常駐している安心感

妊娠中も管理入院中も、例え早めに陣痛が始まっても麻酔科医が病院内にいてくれることはとても心強かったです!
痛みに弱い方や陣痛がこわくて仕方ないという妊婦さんは麻酔科医の対応可能な時間が長い産院を探すことで、普通分娩になることを回避できる確率が高められます💡

まとめ

お察しの通り、今回の出産では1人目の無痛分娩でどれだけ麻酔の恩恵を受けられていたのかを思い知った激痛和痛分娩となりました😂

先日、仕事のお客様で、同じ産院で同時期に和痛分娩で出産をされた方に出会ったのですが「全く痛くなくて快適だった」と話していて、麻酔(無痛・和痛)分娩はまだまだ個人差があるなぁと感じました!

今回もお母さん目線での出産の痛みについて話してきましたが、少し前にこんな記事を読みました👇🏼

赤ちゃんを産むとき陣痛というものがある。
妊婦さんの中にはこの陣痛がとても苦しいので
「産む側は大変、赤ちゃんは生まれてくる側でいいなぁ」と言う方もいるらしい。
しかし助産師さんは、これは大きな勘違いだと言う。
赤ちゃんの方が妊婦さんの何倍も苦しいのだと。
実は、子宮は筋肉でありこれが収縮したり緩んだりするのが陣痛の正体らしい。
陣痛が始まり子宮が収縮すると、赤ちゃんは首のところを思い切り締め付けられ、ヘソの緒から酸素が途絶え息ができなくなるそうだ。
子宮の収縮は約1分間。
その間思い切り首を締められ、息ができない。
1分経てばまた子宮は緩むが、また陣痛が来れば1分、息ができなくなる。
しかも陣痛の間隔はだんだん狭くなる。
この陣痛に耐えられなければ赤ちゃんは死ぬ。まさに命懸け。
だからこそ赤ちゃんは慎重なのだという。
陣痛が起こるためには、陣痛を起こすホルモンが必要らしいのだが、このホルモンを出しているのは、なんと赤ちゃん自身。
赤ちゃんはとても賢く、自分自身で今陣痛に耐えられる体かを判断する。
そして一番いいタイミングで自分の生まれてくる時を選ぶ。
また、急に激しい陣痛を起こせば命が危ないので、最初は陣痛を起こすホルモンを少ししか出さず、様子を見てホルモンの量を調整するらしい。
赤ちゃんの中には予定日を過ぎてもなかなか生まれてこない赤ちゃんもいる。
そういう赤ちゃんを「うちの子はのんびりしている」と言うお母さんもいるけれど、その時赤ちゃんは必死なんだという。
生まれて来ないのは赤ちゃんが「今の体では陣痛に耐えられず死んでしまう」と判断しているからだそうだ。
赤ちゃんはみんな、自分で判断して、自分の意志で生まれてくる。
生きるか死ぬかの狭間の中、あの小さな体で必死に生きようと頑張っている。
子供を授かることもそうですが、出産はお母さんにとっても赤ちゃんにとっても、すべてが奇跡の連続なのです。

私、コウノドリ(ドラマ)でも嗚咽するほど泣きながら見た人間ですが、これも同じくらい泣いた〜😭笑

同時に、自分の感じる痛みへの恐怖ばかりフォーカスして計画分娩にしたことへの罪悪感も抱きました。
なので、医師や私が選んだ日に合わせて生まれてきてくれた我が子2人には本当に感謝しています。
無事に生まれてきただけで親孝行と言うけれど、本当その通り👏🏼

無痛分娩・和痛分娩を検討されてる方は、妊娠中に”本当に痛くないか”を鬼のように検索する時期があると思います…
どちらも経験して思うことは、まだ日本の麻酔(無痛・和痛)分娩の割合は少ないので、完全な無痛提供体制ではないということ!

前回の無痛分娩レポ同様、痛みを感じなければラッキーくらいの気持ちで挑むことがベスト。

不安を煽るようなことをお伝えしてしまいましたが、知っておくことで「こんなはずじゃなかった💦」を回避できるかと思います。

これから生まれてくる赤ちゃんを少しでも穏やかな気持ちで迎えられますように☺️🍀

 

Have a good day🫶🏼

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